RPA 2018 8 19

 「仮想通貨」というものが注目されましたが、
今度は、「仮想ロボット」が脚光を浴びるかもしれません。

書名 RPAがよくわかる本
著者 西村 泰洋  秀和システム

 こんな経験はないだろうか。
営業部門ならば、
「今日は、契約が取れなかったが、一定の成果が出た。
ビールでも飲みに行こう。
そうだ、日報を作らなければ。
それに統計も忘れていた」、
福祉のケースワーカーならば、
「今日は、10人近く相談を受けた。
帰りに『駅ナカ』で買い物をしよう。
でも、ケース記録を書かなければならない。
統計データもまとめておく必要がある」という経験です。
 もちろん、事務部門でも、
定型的な事務が多く、
なかなか定時では帰ることができない。
「定型的な事務をロボットがやってくれないだろうか」
 たとえば、いつもWebサイトで、
この部分のデータを見て、
それをエクセルに入力して、
集計データが出たら、ワードに貼り付ける。
このような作業を毎日繰り返している。
「これを事務ロボットがやってくれれば、
毎日30分は時間短縮ができる」
 さりとて、あなたの隣に、
鋼鉄製の事務ロボットが座っていては邪魔になるでしょう。
 今の時代、アルミや銅のコインを仮想化して、
「仮想通貨」というものができたので、
鋼鉄製の事務ロボットも仮想化して、
コンピューターの中に存在する「仮想ロボット」ができるだろう。
 これが、「RPA」の考え方です。
つまり、「Robotic Process Automation」です。
 今、世の中、「AIコンピューターの出現」で騒いでいますが、
実用的なものになるには、まだ時間がかかるでしょう。
それよりも、「RPA」のほうが現実的でしょう。



































































































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